潮の香りがさわやかな家
潮の香りがさわやかな家
青い海に小さな島が点在する島原湾内港。潮の満ち干でも表情を変える海。釣り船のモーターの音。そんな素敵なロケーションを活かしながら済む楽しさをプラス。これが第一のコンセプトです。
ワクワクしながらの施主様とのお話し合いの中、皆さん日常はお仕事で忙しく過ごされているということも分かりました。家に帰ってきたときにホットする中庭の緑を提案。「朝、顔を洗いながらも中庭が見えると嬉しいですね。」「お母様とお嬢さんお二人で使うキッチンは家族の会話の中心になりますね。」と話が弾み間取りのプランニングが進みました。
玄関には階段下を利用した靴やちょっとしたコートまで収納できるクローゼット。扉は小脳の高さに合わせずあえて天井まで。壁の一部に見せています。
キッチンから脱衣室へと続く通路を利用してパントリースペース。脱衣室には洗濯物をたたんだり家事に利用できるカウンター。リビングとダイニングの間に設けたデスクスペースにはインターフォンや電話機、大事だけれど煩雑になりやすい部分をまとめてコントロールスペースに。毎日の生活を快適にするアイディアです。
人通りのある道に面したアプローチと東側の庭はコンクリートと暖かみのある木製縦格子でゆるやかに目線を遮りました。
家と庭そしてエントランスまで一つのものとして考えることにより、街の佇まいにしっとりとした雰囲気を添える家となりました。
玄関を入ったときにパッと目に飛び込む庭。四季折々の樹々の緑が家に帰った時の安らぎを感じさせます。洗面所からも自然を楽しむことができる寛ぎの家です。